糖尿病と糖質制限のこと
2017-11-07



3ヵ月ほど前から糖質制限中です。
糖質制限ダイエットが流行のようですが、小生は痩せるのが主目的ではなく糖尿病対策です。定年を間近に控えて医療費ゼロを目指しております。
具体的目標はHbA1c5.8以下、体重70kg(身長175cm)、睡眠時無呼吸の脱CPAP、です。

糖尿病患者は血液中のブドウ糖の割合(血糖値)が高くなりがちなので、食事量を抑え、運動し、それでも高い場合は薬やインスリンで血糖値を下げ、いい状態を保つことが必要とされています。
このことを「血糖コントロールをする」といいます。

血糖コントロールの指標としてHbA1cというものがあります。これはブドウ糖がくっついたヘモグロビンの割合で、過去1〜2ヵ月の血糖値の状態を表しており、血液検査で6.5%以上だと糖尿病が疑われます。
これが8.4(だったかな?)以上が続くと5年ほどで失明や足のしびれ、壊死とかのような血管障害が原因の様々な合併症につながっていく(可能性が高い)、ということで高血糖はコワイわけです。
ちなみに後天性の失明原因、人工透析導入の原因第一位が糖尿病とのことです。


10年以上前、健康診断でこれが12.4と出て、医者に「こんな数値は見たことがない、すぐ!ただちに!治療を開始しなさい!」と言われ、ビビッて病院にいきました。
(原因は夏に砂糖たっぷりの清涼飲料水をガブ飲みしていたことだと思います。)

それ以来、血糖降下剤をはじめ色々な薬を飲み、血糖コントロールが悪いと言っては栄養士のおばさんに毎月同じような話を長々と聞かせられてきました。
もちろん食事はバランス良く少なく(少なく、とは言われないが「は?これだけ??」というような量)、甘いものの間食などもってのほか、運動しなさい、となかなかつらいプレッシャーにさらされてきたのですが、これがきっちり守れるくらいならこうはなっていないよなあ、と手前勝手ながら思うわけです。


それでもそこそこ糖尿病患者的意識を持ちつつ適当に食事量も控えながら過ごしておりましたが、今年8月の血液検査でHbA1cが8.0と出て、上昇傾向にあることが気になっておりましたところ、ある日のネットサーフィン中に非常に気になるフレーズに出会いました。

  「血糖値を上げるものは糖質だけである。たんぱく質も脂質も
   血糖値を上げはしない。」

じゃあ糖質食わなきゃいいんじゃね?あ、必要な栄養素がそれだと不足するのか?・・

  「必須糖質というものは存在しない。」


・・・なんだこれは。

糖尿病食でも成分的にはほぼ6割が糖質です。これで血糖値が上がり、それを薬で抑えることをこの10数年やってきたってことになる。

これは根本的に「おかしい」と思いました。
長期的安全性等々、色々な主張がありますが、おかしいものはおかしいです。
糖尿病が良くなったという話は小生はほとんど聞いたことがありませんし、自分自身の治療経過を振り返って、透析の未来は想像できますが良くなった未来は浮かびません。寿命までに合併症が出ないことを祈るだけ、というのが正直なところです。



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[日々モロモロ]

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